中学受験

中学受験を継続するか辞めるかの判断

中学受験をしていると「中学受験を辞めよう」と思う時が何度もあり、そしてその言葉を子どもにもそのまま言ってしまったことも何度かありました。

軽い気持ちで言った時もありましたが、真剣に思った時もありました。(真剣に考えた時のほうが多いです)
どのようなときにその考えが浮かんだと言いますと、子どものやる気が全く見受けられない時やこのまま続けても合格できないだろうと思ったときに思うことが多かったです。

例えば、学校の漢字の宿題を1時間かけてノートの数行しか書いていない時や、10分でできる学校の計算ドリルが1時間かけて10問中1~2問しか解けていない時、また、国語の音読したときのふりかえりを書くときは特に悲惨で、2時間ぐらいかけて1行しか書けない時が何度かありました。その時はさすがに「え・・・2時間何してたん?」と尋ねると「わー、ギャー」と叫び、いじけることがありました。学校の簡単な宿題ができないのなら、塾の宿題などできるわけがない。そして中学受験などありえないと何度も思いました。

本当に子どもがやる気がなく、親の言いなりで中学受験をやっているのなら中学受験は辞めてもいいと思います。
高校受験で頑張ればいいのだし、塾代も無駄です。

もし自分の子どもが自分から中学受験を辞めたいと言ったなら本当に辞めさせていました。しかし、何度か中学受験を辞めようかと尋ねましたが、いつも「中学受験を続ける」と言っていましたので、辞めさせることができませんでした。
しかし、続けるとは言うのですが、なぜかあまり勉強はしませんでした。(この点が不思議なところです)

その結果ずるずると最後まで中学受験を続けることになりました。

辞めると判断するときは、せっかく今まで勉強してきた時間やお金が無駄になるので、おだててでも、もう少しだけ勉強させたいと思うのが心情だと思いますが、本人が全くやる気がないのなら本当に辞めたらいいのではないかと思います。

中学受験で将来が決まるわけでもなく、あくまで一つの通過点であり、今後高校受験、大学受験、就職試験とまだまだ様々な乗り越えなければならない山があるわけで、人生の中では小さなことです。

最終的に本人のやる気を見極め、本人が本当にやる気がないと思ったときに中学受験を辞めればいいと思います。判断は難しいと思いますが、毎日子どもと接している親なら判断は可能かと思います。

自分の場合は6年生の時に何度か思いました。5月の連休中、夏休み中、10月、11月、12月とかなり悩んだのですが、本人が辞めたくないと言っていたので、無理やり辞めさせるのは良くないと思い辞めさせませんでした。しかし辞めたいと言ったときはいつでも辞めさせる覚悟はずっと心の中にありました。

中学受験は親がするのではなく子どもがするものですから、親のいろいろな見栄や建前などはどうでもよく、子どもの気持ちややる気を聞き出したうえで判断をすればいいのではないかと思います。

ABOUT ME
isshyda
定年が近づいている50代のサラリーマンです。最近小学生の息子の中学受験がやっと終わりました。本人が一番苦しかったと思いますが、親も苦しみました。しかし、中学受験をとおして貴重な経験ができたと思っています。その時の親の心情を掲載しましたので、良かったら読んでください。