やっと終わりました。
第1志望は落ちましたが、何とかある中学に受かりましたので今はホッとしています。
しかし、いろいろありました。
胃が痛くなり、あまり寝られない時もありました。
特に大丈夫と思っていたところが落ちた時は非常にショックで、その時からはどこでもいいから「合格」の文字が欲しくてたまりませんでした。
私立が落ちたら公立に行けばいいと当初は思っていましたが、実際に全落ちしそうな立場が現実になると、公立という考えは全くなくなり、何とかどこかにひっかてほしいと祈るだけでした。
この時の気持ちをまだ忘れていない今、書き残したいと思います。
令和5年1月14日土曜日の午前、第1志望校の受験
当初は自分と子どもの2人で行くつもりをしていましたが、妻も一緒に見送りたいということで、3人で行くことにした。
受験校までの道のりは事前に時間を図りながら試し運転をしていた。
朝が早かったので車もすいており、予定より早い時間に学校の横の駐車場についた。早い時間であったが、すでに駐車場には車がたくさん止まってあった。途中、車で校門前を通りすぎたのだが、すでにたくさんの人が並んでおり、また、いろいろな塾の応援も見受けられた。自分の所の塾からの応援者は来ていたかもしれないが、わからなかった。
第1志望校へのいよいよ挑戦である。何とか受かってほしい。
校門まで3人で歩いた。
校舎には親は入れない。緊張はしていない様子である。
「がんばってこい」と言って見送る。特に返答もなく淡々と受験会場へ向かった。祈るような気持ちで子どもを見送った。
この初日の午前はほとんどの人が第1志望校を受験する。また一番受かりやすい日でもある。明日の日曜日の午後も2回目の試験を申し込んでいるが、初日に受からなければほぼ無理であろう。子どもは国語が不得意のため、算数と理科で国語をカバーしている。(国語は大体2割から4割の間の点数しか取れません)3科目入試は初日だけで、この後は国語と算数の2科目入試ばかりである。算数だけで国語をカバーするには算数を8割近く取らなければ、合格できない。過去問での算数は波があり、いい時は8割を取っていたが、悪い時は5割を切るときもあった。
さて試験が終了するまでにやらなければならないことがある。今日は午後入試があるので、終わったら次の受験校のことを考えなければならない。昼ご飯は当初どこかのお店と考えたが、コロナも流行ってきているし、あまり時間の余裕もないので、車の移動中に食べさせることにしていた。
子どもからのリクエストはマクドナルドであったため、混む前に購入し、保温容器に入れておいた。
いろいろなことをしているうちに、終了時間が迫ってきた。
校門前に行くと、すでにたくさんの人がいた。
終了時刻を過ぎるがなかなか出てこない。終了後10分ぐらいで出てくると思っていたのだが、出てこない。周囲の親たちもそわそわしている。20分を過ぎたころ、やっと子どもたちが出てきた。
自分の子どもが出てきた。「おつかれさん」と声をかけたが、怖くてなかなか「どうやった?」という言葉がかけずらい。「お腹空いたやろ。希望通りマクドで買ってきたで」と違う話をしてしまう。
しかし、このままではいけないと思い、駐車場に到着するまでに「どうやった?」と聞いた。
すると「算数はできた」と言う。「国語と理科は?」と聞き返すと「国語はできなかった。理科も難しかった」との返答。
国語が自分からできなかったというと、良くても4割ほどしか取れないので、おそらく2割前後であると思う。また算数は7割以上は取れたというが、理科は6割ぐらいであろう。よく見積もっても合計5割弱である。合格最低点は毎年約6割のため、合格するのはほぼ無理であろう。
明日再度がんばろうと頭を切り替え、次の午後入試のことを考える。
午後は第3志望校である。
この学校のプレテストではA判定を取っており、本来ならこの日程に第2志望校を入れようかと迷ったが、確実に合格を勝ち取るため、第3志望校を受験することにした。
この第3志望校は翌日の朝に発表で、子どもが日曜日の午前中に第5志望校の試験を受けている最中に合格発表がある。
午後からは電車で行く。車で行くことも考えていたのだが、学校までの道のりは車が多く、事前に調べたときもよく渋滞が発生しており、時間が読めないので、電車で行くことにした。
子どもは電車が好きなため、気分良く乗っていた。予定より早く着いたので、校舎前で少し待つことになった。午前ほどではないが、人がたまっていた。
校舎に入れる時間になった。この学校は保護者控え室が用意されているので、一緒に校舎に入る。受験番号で教室を確認していると、「え・・・」すごく受験番号が多いことに気が付いた。事前に調べていた毎年の受験者数の倍の人数である。
保護者の控室は食堂であり、一番奥に座った。本を読んだり、明日の試験の段取りを考えていたが、先ほど見た受験者数が非常に引っかかる。再度ネットで最新受験者数を見ると1/10時点の集計であった。この時点では昨年度と同じぐらいの受験者数であったが、この学校は本日の午前まで申し込みが可能であった。先ほどこの学校で見た受験番号はネットの発表から倍の人数である。
少し嫌な予感がはしる。受験者数が多くなると、当然合格最低点は上がる。A判定を取ってたとはいえ、それは算数が8割弱であったため国語の点数をカバーできたのである。算数のでき次第で合否が決まる。
受験者数が多かったためなのか、食堂は保護者でいっぱいになった。また食堂の椅子は簡易なため、長時間座るとしんどくなる。
やっと終わった。教室ごとに子どもが出てくるが、非常に多い。受験番号通りの人数なのかなと改めて思う。
帰り道、突然子どもから「今受けた試験の合格発表が明日あるけど、落ちても第1志望を受けたい」と言ってきた。「なんで」と聞き返すと、「午前中に受けた国語ができなかったことが悔しい。もう一度チャレンジしたい」と言いました。
びっくりしました。勉強の面では今まであまり悔しいとかは言わなかったので、どうしたんやろかと驚きました。しかし、この気持ちは大切にしたいので、その場では「明日がんばろう」と言いました。
明日の朝は今受けた第3志望の合格発表があり、合格していれば午後から第1志望の2回目を受けるつもりをしていたのですが、不合格であれば午後からは第3志望校の2回目を受けようと事前に決めていました。
しかし、合否に関わらず自分からチャレンジしたいということは、第3志望校の試験は自信があるのかと思い確認したところ、国語は午前の試験よりできた。しかし算数は午前の試験よりできていないとの返答である。ということは算数は7割前後。国語はできたとしても4割少しと思われる。昨年の合格最低点は5割少しであったので、昨年度並みであれば合格できると思うが、受験者数が多いのが非常に気になる。
少しやばいのではと思ったが、子どもの気持ちを大切にしたいと思い、明日もがんばろうとだけ言いました。
また明日からも試験は続くので、終わったことは忘れ、早く寝ることにした、