中学受験

中学受験終わりました4(最後の受験)

令和5年1月16日

いよいよ最後の受験日です。
しかし今日は第1志望校と第5志望校の合格発表の日でもあり、今日の試験のことより、結果がどうなるのかそれが一番心配となっています。

当初の予定では、今日の合格発表を見る前に第3志望校が合格しており、第1志望校は落ちたとしても第3志望校に行くので、第5志望校の合格発表は見なくても良いような余裕の状態でいるつもりをしていました。しかし、第3志望校が落ちたことから、第1志望校はもとより第5志望校の合格発表を見ることが非常に不安となっています。

現実は甘くない。そして何が起きるかわからないということを実感しています。また、ここまで追い詰められ、こんなに苦しくてしんどくなる予想はしていませんでした。

第4志望校に着きました。5年生の時のオープンキャンパスに来て以来2回目です。子どもは11月に妻と一緒にプレテストで来たので、3回目です。「最後の試験なので、集中してがんばってこい」と言って見送りました。

保護者の控室は体育館でした。保護者の控室は何か所かに分かれているので、それほど人も多くなく、端のほうに座りました。9時がまず第5志望校の合格発表です。
まさか第5志望校の合格発表を見るのにこれほど緊張することになるとは、当初の予定と全く異なることになりました。
座ってから合格発表の9時までは約30分以上あるので、落ち着きません。外に出て誰もいないところで見ようか、この座った席で見ようか、少し迷いましたが、保護者もまばらなため、もし残念な結果に終わっても、周囲の人には気づかれないないだろうと思い、この席で見ることに決めました。

席に座ってから、本でも読もうと思っていましたが、読んでも内容が理解できません。全く落ち着きません。
落ちたらどうしよう。第5志望が落ちるようであれば、全滅するのはほぼ確定です。そうなればこの2年間は何であったのだろうか。もっと子どもの勉強を見てあげればよかったのだろうか。それとももう少し優しく接し、勉強のやる気を出させるようなやり方を研究して実践すればよかったのであろうか。それとも早々に中学受験から撤退すればよかったのであろうか。
というようなことが頭の中を駆け巡っています。

5分ぐらい前になると、心臓がどきどきしているのが自分でもわかりました。これほど緊張することは最近では記憶にありません。子どものことでこれほど緊張するとは思ってもみませんでした。

9時になりました。指が震えながら入力します。
「ログインできません」と表示されました。
「え・・」パスワードが間違っていました。

再度受験番号を入力します。

「合格」の文字がみえました。

「やったー!」思わず小さくガッツポーズをし、そして「第5志望校さんありがとう」と心の中で叫びました。

この合格で様々なもやもやしていたことが吹っ飛びました。そして本当にほっとしました。何とか行く学校が決まった。本当に良かった。

その後、不安な気持ちは取り除かれましたが、なんか落ち着きません。そのため、学校周辺は観光名所の所が多いので、観光することにしました。お祈りするところが多く、そこではすべて「第1志望校に合格させてください」とお祈りしました。
現金なものです。1時間ぐらい前までは「第5希望校に合格させてください」と思っていたのに、第5志望校の合格がわかると今度は第1志望校に合格させてほしいとすぐに心が変わります。

いろいろ考えながらぶらぶらしていると、試験が終わる時間が近づいてきました。学校へ戻ると保護者達が集まっていましたので、自分も子どもがでてくる周辺に待機しました。

子ども達が出てきました。「どうやった?」と尋ねると「昨日よりはできた」との返答。しかし、何割できたとは答えてくれないので、よくわからない。まあいいか。
合格のことを伝えなければならないと思っていると、子どもから第5志望校の結果はどうやったと聞かれるので、「合格」と答えると、「よし」と喜んでいました。

まあとにかくこれで中学受験は終わりです。子どもも家に帰ったら自由にできることがわかっているので、すがすがしい顔をしています。

しかし、13時が第1志望校の合格発表です。家に帰ってから子どもと一緒に合格発表を見ることにする。

13時数分前になりました。受験番号を用意し、見る用意はできました。第5志望校とは違い、緊張はしていますがなんか落ち着いています。おそらく一つ合格することができた安心感と第1志望校は無理であろうというあきらめ感があるからではないかと思います。

13時です。まずは14日の午前の受験番号を入力しました。

「不合格」でした。

やっぱり無理だったか。
次は15日の午後の受験番号を入力します。これは子どもが頑張ったと言っていたが、14日の午前が落ちていれば難しいと思うが、何とかなってほしいという思いで、結果を見る。

「不合格」でした。

5年の当初から目標にしていた第1志望校であったので、非常に残念でありましたが、ある意味しゃあないなとも思いました。子どもは不合格の発表を見た時、結構あっさりと「やっぱり、あかんかったか」と言い。それほど落ち込む様子はなかったです。心の中ですでに覚悟はできていたのだと思います。
また、子どもにとっては1つ合格できていたので行くところができ、とりあえず勉強をしなくてもいい環境に解き放されたことがうれしいのではないかと思います。

とりあえず終了です。
昼からは子どもは自由にしており、自分も精神面で非常に疲れたので少し休みました。明日からは通常にもどり子どもは学校で、自分は仕事に行きます。

明日は第2志望校と第4志望校の合格発表があります。昼間の時間に合格発表のため、子どもは学校へ行っている時間のため見ることができません。自分が家に帰ってから合否を伝えるのか、子どもが学校に帰る夕方に家に電話をして合否を伝えのかどちらがいいかと尋ねたところ、電話がいいと言いました。

一つ合格しましたが、残りの2つの合否も当然気になるのだなと感じました。

15日の不合格通知を知らされた時からずっとしんどい思いをしていましたが、やっと今夜は眠れそうです。

明日は本当に最後の合格発表です。2つとも、あるいはどちらか1つでも受かればいいなと思い、眠りました。

ABOUT ME
isshyda
定年が近づいている50代のサラリーマンです。最近小学生の息子の中学受験がやっと終わりました。本人が一番苦しかったと思いますが、親も苦しみました。しかし、中学受験をとおして貴重な経験ができたと思っています。その時の親の心情を掲載しましたので、良かったら読んでください。